海外FXでのテクニカル分析に役立つ移動平均線!その特徴を解説

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テクニカル分析
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海外FXではチャートのテクニカル分析で移動平均線を使う人は多いと思います。しかしFXトレードの初心者はなぜ、移動平均線が役立つのか疑問に思うかもしれません。

そこで移動平均線とは何か、なぜテクニカル分析で役立つのかを説明します。さらに具体的なテクニカル分析の方法もご紹介します。

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海外FXで行うテクニカル分析とは

まず海外FXで行われるテクニカル分析とは何かを説明します。テクニカル分析とは、過去の値動きを分析して相場が上昇するのか下降するのかを予想することです。

海外FXではチャートを分析し、そこから買いか売りのエントリーするタイミングを判断します。そのチャートでのテクニカル分析で役立つのが、移動平均線です。

テクニカル分析で役立つ移動平均線とは

それでは海外FXでもよく利用される移動平均線とは何か、どんな種類があるのかを説明します。

移動平均線は一定期間の平均価格のグラフ

移動平均線はチャート上に書かれたグラフですが、一定期間における終値の平均価格を線でつないだものです。ローソク足と合わせて表示され、価格の推移が線グラフという形でわかるようになっています。

チャートは1分足や1時間足、日足や月足などあらゆる時間足で移動平均線を表示できます。平均価格を算出する期間は数日から数週間など設定は自由です。

移動平均線の役割

海外FXでよく利用される移動平均線の役割は相場の流れ、価格推移の傾向を判断できることです。ただし平均値を算出する期間によって、長期的なトレンドか短期的なトレンドかが異なります。

そしてもうひとつ、移動平均線と現在価格を組み合わせることで、買いか売りかのエントリーするタイミングを判断できます。

移動平均線にはいくつかの種類がある

海外FXで役立つ移動平均線にはいくつかの種類あるので、それぞれの特徴を説明します。

計算方法の違いによる3種類の移動平均線

まずは移動平均線の計算方法として3種類を説明します。

単純移動平均線(SMA)

単純に時間足の終値の平均値を算出する移動平均線です。トレンド(相場の方向性)の確認に役立つため、中期から長期トレードに利用されます。

5日の移動平均は次のように計算します。

(当日+1日前+2日前+3日前+4日前)÷5

指数平滑移動平均線(EMA)

直近の価格に比重を置く計算方法なのでトレンド転換の確認が早く、売買サインの確認に役立ちます。ただし転換だと思いきや、転換しないという『ダマシ』もあるので注意が必要です。

加重移動平均線(WMA)

EMAよりもさらに直近の価格を重視した計算方法です。現在の価格に一番追随しやすいものの、ダマシも多く変動幅が大きいという課題があります。

期間の違いによる3種類の移動平均線

海外FXでのテクニカル分析に役立つ移動平均線は計算方法のほかに、期間の違いがあります。一定期間を何日に設定するかにより「短期」「中期」「長期」に分かれます。

一般的に日足を使う場合で短期は5日、中期は25日で長期は75日に設定します。短期は値動きに反応しやすく、長期はトレンドに追随しやすいというのが特徴です。

移動平均線の期間ごとの違い

海外FXでのテクニカル分析に役立つ移動平均線には短期・中期・長期があります。それぞれの特徴を詳しく説明します。

短期移動平均線

日足であれば5日の平均値となる移動平均線が一般的です。短期間のトレンドを形成するため、海外FXでは短期トレードでのテクニカル分析に向いています。

中期移動平均線

日足であれば一般的に25日の平均値で計算します。短期と長期の間となるため、海外FXでのテクニカル分析では数日で決済するスイングトレードに向いているでしょう。

長期移動平均線

日足なら75日の平均で計算するのが一般的で、長いスパンでのトレンドが確認できます。そのため、海外FXではスワップポイントを狙うといった長期保有でのテクニカル分析に向いています。

移動平均線を使ったテクニカル分析の方法

それでは海外FXでのテクニカル分析に移動平均線をどのように活用するのか、その方法を解説します。

トレンドを確認する

海外FXでは上昇局面で買い、下降局面で売れば利益を生み出します。そしてその上昇や下降といったトレンドを、移動平均線によって確認できます。

長期移動平均線が上向きであれば、時間足の上下変動がありながらも価格は上昇すると推測できます。逆に下向きであれば一時的に価格が上昇しても、やがては下落すると推測できます。

このように移動平均線を単体で見るだけでも、相場の動きをある程度は把握することが可能です。

買い時と売り時のタイミングを判断する

短期移動平均線と長期移動平均線を組み合わせることで、買い時と売り時のタイミングを判断できます。

長期移動平均線を短期移動平均線が下から上に抜けることを「ゴールデンクロス」と呼び、価格が上昇するサインと考えられています。逆に長期移動平均線を短期移動平均線が上から下に抜けることを「デッドクロス」と呼び、これは価格が下落するサインとみられています。

ゴールデンクロスが形成されれば買いサイン、デッドクロスが形成されれば売りサインと判断できます。

支持線や抵抗線として活用する

チャートを見るとローソク足が上向きの移動平均線を割り込むことなく上昇を続けたり、逆に下向きの移動平均線を上回ることなく下落を続けることがあります。この時、移動平均線は「支持線(サポートライン)」あるいは「抵抗線(レジスタンスライン)」と呼ばれます。

長期の移動平均線を利用してテクニカル分析することが多いでしょう。

ローソク足のがサポートラインを割り込むと下落し、逆にレジスタンスラインを上抜けると上昇する可能性が高いので、それぞれ売りあるいは買いのタイミングと判断することができます。

まとめ

海外FXのテクニカル分析に移動平均線が役立つことがわかります。計算方法や期間をどのように設定するのかによって、表示されるグラフの形はかなりかわります。どのような設定であれば有効に利用できるのか、試してみることをおすすめします。

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